水害に備えて吸水土のうを敷き詰めておこう

都市型水害に備える

土嚢

土なしで使える土のう

近年では、台風や大雨のたびに全国各地で都市型水害が発生するようになっています。都市型水害とは、土が露出していない都市部では雨水が地中にしみ込まないため、浸水などの被害が想定以上に拡大することをいいます。この「都市には土がない」という状況は、防災対策にも影響を及ぼしています。通常、ビルや住宅において水害を防ぐには、開口部に土のうを積み上げるのが良いとされています。しかし都市部では土のうに詰めるべき土が確保しにくいため、十分な対策がとれないのです。こんな時に便利なのが、吸水土のうです。吸水土のうは、水を吸収すると膨張する特殊な樹脂を袋詰めにした土のうです。水を張った桶や浴槽などに浸けると、わずか数分で50〜80倍程度に膨れ上がり、重くて堅固な土のうになります。これをブロックのように積み上げることで、雨水等の侵入を防ぐことができます。吸水土のうにはさまざまな種類があり、サイズも乾燥時250g(吸水時約15kg)ぐらいから400g(同約20kg)まであります。価格は400gのもので1枚1,000〜1,200円程度です。真水だけでなく、海水で膨らませることのできるタイプも出回っています。吸水土のうは個人住宅はもとより、路面店・ビル・駐車場・地下街などにおいて常備しておくと水害発生時に非常に役に立ちます。天日で乾燥すれば数回再利用できるので経済的ですし、使用後は燃えるゴミとして廃棄することができます。